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代表者紹介

代表 和田豊宏 代表取締役 和田豊宏

新しいジャンルの演出を検討しながら、いかに効率よく、雰囲気を盛上げることが出来るかどうかを考えております。その中で司会の占めるパーセンテージはかなり大きいと思います。司会の歴史について語らせたら、かなりの知識はあると思います。昔は、ホテルなどに婚礼専門の司会などは存在しませんでした。第一次ホテルブームの後、東京オリンピックが開催された1964年の第二次ホテルブームが到来し、その頃からホテルで結婚披露宴を挙げる方々も増え始めました。その頃私どもは、ホテルのディナーショー等のショービジネスを中心に営業してまいりましたが、ホテル側より婚礼司会の注文が少しづつですが、発生してまいりました。その頃の司会は所謂、歌謡ショーや演芸等を中心に面白くおかしく進行をする男性の司会者が中心で、忌み言葉(結婚式で使ってはいけない言葉)などはまったく無視した内容でした。そのうちに、婚礼司会をご注文されるお客様も、かなりの割合で発生するようになり、徐々にレベルも上がってまいりました。

その頃の披露宴は、まず全ての披露宴にご媒酌人をたてて、主賓席には、勤務先の上司は当たり前で、場合によっては、取引先の重役だったりするケースもあり、司会者の役目はかなり大きく、厳粛に硬くしっかりした司会を望まれていました。よって司会は絶対男性司会者という構図が、成り立っていたのです。また、ある意味披露宴はお二人の結婚披露宴ではなく、ご両親の結婚披露宴だったのかもしれません。もっとわかり易い言い方をしますと、誰が披露宴の費用を出すのか?といことかも知れませんね。ご両親が費用を出すことの多かった時代では、全体の内容は、ご両親のご意見をかなりの割で、組み入れなくてはならなかったのだと思います。
しかし、近年になってまずご媒酌人をたてる披露宴が皆無に近い現象は、おふたり主催で全てを決め、招待客も身内や友人主体の50〜70名位の披露宴が中心になったのでしょう.媒酌人(仲人)って何?しらない?みたいなお二人も多いのではないでしょうか?先日私どもがお世話になっていますゲストハウスでは、媒酌人をたてる披露宴が入り、担当プロデューサーが、若い女性が中心ですので、よくわからずアドバイスを求められたことがございました。

学生時代はアルバイトで配膳会に入って、ホテルでサービスの仕事に長く従事しておりました。また、前の会社では、入社してすぐにホテルオークラでサービスの研修などを多く経験しました。そのことが今ではとても良い私の経験となっております。それは、永遠の課題かもしれませんが、ベストサービスとはいったい何に尽きるかということでしょうか?

ホテルで働いているウェイター、ウェイトレスのほとんどは配膳会に所属しているプロのサービスクリエーターかパートで雇用されているアルバイトです。はたして、その中のどのくらいの人が、サービスの仕事が本当に好きで従事しているのでしょうか? 
ある時お客様から、司会の盛り上げが足りなかったというお叱りを受け、ホテルの支配人とお詫びに伺った時のことでした。お客様は、司会の盛り上げの件よりむしろ、ホテルのサービスについてかなり怒っておられました。その中のひとつに「ボーイに目で合図したけど無視された」というのがありました。このことを皆さんは、どのように受け取りましたでしょうか?「そんな馬鹿な!俺は予言者ではない!手を上げるとか行動で示してもらわないと!」と思う方が、大半ではないでしょうか?私は、この時サービスの基本は、このお客様の言葉に要約されていると感じました。お客様が次に何をしたいかを察知すること、先を予想したサービス、お客様に喜んでもらえるサービスは、むしろ自分にとっても喜ばしいと、感じられることだと思います。

こんな今まで携わった経験を生かして、私共は研究しています。何が良いのか?何が面白くないのか?婚礼の司会のみならず、様々な演出でお客様に喜んでいただければ幸いです。

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